海外に住んでこれまで色々ありましたが、一つ大きく身についたことは『覚悟する』心構えでしょうか。
[Photo by Sarah Kilian on Unsplash]
様々な状況に備える、心しておく、というのは日本に住んでいると(特に災害の多い地域ですと)もはや当たり前だと思います。ただそうであってさえ、我々は結構「まさか自分が〜」とつい自分の事を問題の外に置きがちです。
多分生きていくための本能かと思うのですが、「自分は大丈夫✨」ってどこかで思っていて、つい備えを怠ったり、実際に何か起こっても正常バイアスが作動しちゃったりします💦
幸いなことに、私自身は米国に来てから犯罪や事故に巻き込まれたことはありません。ただ周りの友人や知り合いで強盗に襲われたり、銃撃事件に遭遇したり、ヘイトクライムの被害者になったり、山火事で焼け出された方達を知っているので、メディアでしか見聞きすることがないような事件・事故も実は自分のすぐ隣にあるのだ、という認識です。
NYCに住んでいた頃、先輩が学校近くで強盗?に襲われて片腕をナイフで斬られた時には、学校にもTVでしか見たことのない本物のNYPDの私服刑事(バッジを首から下げているような)が何人も来てまるで映画のシーンのようでしたが、後日その先輩が痛々しい姿(斬られた片腕はギプスのようなモノで固定されグルグルの包帯巻きでした💦)で学校に来た時には心底恐怖を感じました。
そんな映画のような襲撃が実際に起こってしまう、それも身近で。
自分だけは大丈夫などということはない、とその時強く思いまして、それ以降は事件や事故に対して「起こり得るかもしれない」と常に一線の覚悟を決めるようになりました。
それは大事故だけでなく、例えば車を運転する時「事故に巻き込まれるかもしれない」「タイヤがパンクしたりするかもしれない」、旅行する時「電車に乗り遅れるかもしれない」「飛行機が飛ばない、落ちるかもしれない」、通販で買い物する時「届かないかもしれない」「壊れているかもしれない」・・・といった心構えです。
このような事を書くと、「そんな最悪の事態ばかり想像しているとそうなる!」とツッコミたくなる方もいると思います😅私も以前はそうでした。悪いことばかり想定しているとそうなるわい、って。
これは想定のような具体的なものではありません。「そういうこと(事件・事故)」も起こり得ると自身に知らしめておくことで心構えが出来る、つまり準備や行動を丁寧に行いますし、イベントはより楽しんで後悔のないようにする、結局は一つ一つの行動を全力で行うようになります。
何か起こっても、既に覚悟しているのでショックやインパクトも酷くはなく、打開策も出やすくなります。私が音楽活動で毎日運転していた時は、頻繁にタイヤのパンクや車の不具合、更には車上荒らしなどにも遭いましたが、最初のウチこそショックでガタガタ震えたりしていたものの、ある程度のところで慣れた💥のか、現在カーシェアでトラブルに遭っても全く動じません。「あちゃー、キタか😅」・・・こんな感じで、チャッチャと対処しています。
良くも悪くもww鍛えられたという感じですが、こうした覚悟の心構えは実際の生活にもメリハリがつきますし、自分に対しての後悔も激減します。何をするにしても自身にまず「それは本当にやりたいこと(欲しいもの)?」と問いかけるようになりますし、自然と自分のコンデイションにも気を使うようになります。
自分が思っていた以上に周りに影響されやすい体質だったことに気付いて以来、この覚悟モードは本当に自分を護るツール🌈になっているなぁ、と感じています。
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