日本に居た子供の頃から、ズーーっと考えていたのが「非日常(extraordinary life)を生きる!」でした。
[Photo by Kaylee Garrett on Unsplash]
学校、自宅、習い事、の狭い世界での息の詰まるような繰り返しの日常が、気の遠くなるような永遠の退屈に感じられて、自分が大きくなったら毎日がワクワクするような普通とは違った生活をするんだ💪と考えていました。
当時は今のようにHSPを自覚するような急激な変化も少なく、怖いもの知らずでもありましたので、冒険好きのローラーコースター(ジェットコースターなどの激しいライドも好きでした💦)な毎日を夢見ていたのです。
その象徴(?)が、世界をツアーするようなミュージシャンになることでした✨
毎日がツアーやコンサート、様々な人達との交流、見たこともない場所や人達に出会う、そして皆が感動するひとときをシェアする・・・こんな楽しいことが他にあるか!!🎉
←超本気で、割と最近まで音楽活動していたのは、このような考えからでした。
実際にレコーディングやツアー(どさ回り)やライブ、そしてミュージカルや教会や様々に思いもつかない面白い演奏機会やセッションは、紛れもなく『非日常』だったと思います。
超有名な場所✨で演奏したり、ファンには嫉妬でぶっ飛ばされる💥だろうミュージシャン達✨との交流、観光ではカバー出来ないツアー先でのあれやこれや・・・毎日の練習やセッションを含めて、確かに私の生活は一般の会社員や主婦とは全く違うものでした。
毎日がツアーで始まり、旅先の名も知らないタウンのモーテルで爆睡、ひたすら地平線しか見えないような砂漠エリアを何時間も運転し、次のライブ場所までガソリンが保つのかヒヤヒヤしながら走ったこともありました。
ツアーの合間に米国の連邦議会議事堂(2021年に襲撃されたところですね💦)を見て感動したり、壮大なロッキーの山々を見てドキドキしたり、正に自分が夢見ていた『非日常な毎日』を生きていたと思います。
そうしていると、ツアーもセッションもない職場で普通に仕事している日、そのまま直帰出来る日が本当に、本当〜〜に癒されるというかホッとするというか、『普通の日常生活』に心底憧れるようになったのです💧人間てホント無い物ねだりですよね🍃
自分らしい毎日、生活ってどういう感じだろう・・・?
ここ数年はその事を自分の課題として試行錯誤を続けています。エネルギーワークのクラスを受講しているのも、その一環ですね。
自分が外部刺激に実は耐性があまりない、非常に敏感であることにようやく気付いたのも、改めて自分の日常とはどういうものか、について真面目に取り組むようになったからです。それまでは体調を崩しても「気合が足りないせい💥」と思い込んでいました。
非日常モードの生活を長い間続けてきて、現在は割と(自分的には)ルーティンをこなす日常ですが、非日常はいつも日常の中にあって、自身がそれを意図すればいつでも体験、体感することは可能です。
また、非日常は「今が日常」だから憧れるのであって、毎日が(他人から見て)非日常モードですとそれが日常になってしまい、会社(学校)〜家の往復のみな毎日とあまり変わらなくなってきます💧
ツアーが日常だった頃は、もう毎日(別の場所に行くのに)同じライブハウスで演奏しているような感じになってきて、正直苦痛💥に思っていました。世界ツアーを何度も行っているミュージシャン達は偉いわ〜〜〜!!!と心から思います🙏
隣の芝生は青く見える、ではありませんが、自分が体験していないことは良く見えるものです。非日常感覚は日常生活の中でも十分味わう機会はありますので、それを楽しみつつ、自分が今経験している日常こそが、実は貴重な体験かもしれない、と今一度見直してみることも良いのでは、と思います🌈
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