Implicit Biasとは、いわゆる『アンコンシャス・バイアス』のことです。
[Photo by Alexey Marchenko on Unsplash]
私の職場では従業員研修として様々なワークショップが義務付けられていまして、アンコンシャス・バイアスについてもオンラインのセミナーや、心理学関連の有名大学教授の講義等これまで様々な取り組みが行われています。
バイアス、認知の歪み、思い込みというのは誰でもあるもので、これは逆に全くないと社会的に生活することが不可能💥になります。バイアスというのは、脳が少しでも高速処理を行い無駄な労力を避けるためのテンプレのようなもので、テンプレがあるからこそ人間は様々な出来事、見聞きするものに対しての対処が出来るのです。
ただ皆様もご存じのように、バイアスの度合いが極端に一定方向に振り切っているとか、それが強烈な思い込みになっているとか、更には潜在意識のレベルでバイアスがかかっている場合は、自分が気付かない内に他者に精神的な負担や加害を行っている可能性が出てきます。
「女の子なのに、そんな〇〇なことするの?!凄いね」
「外国で道に迷っちゃって、思わず白人さんにヘルプお願いした~」
「Aさん、結構年いってるからPCで〇〇とかムリっしょ」
典型的な例ですが、上記は実際に言っても思っても、バイアスになります。
米国ですと例えば雇用の際、履歴書に記載されている名前が『白人風』の方が『黒人風』より取り上げてもらえる、見てもらえる可能性が飛躍的に高まります(実際の本人がどの人種が関係なく)。また、日本よりは進歩してはいると思いますが、それでも女性の方が給与面や特定のポジション(CEO等)で不利だったりします。
自分の無意識領域での思い込み、バイアスをチェックするテストもあります(IATテスト)。これは米国の大学での基礎研究を基に作成されており、私が受講している(まだ途中💦)ワークショップにも組み込まれています。
自分では「比較的公平だし差別とか考えられない」と思っていても、うわ~~😱(例えば自分は白人=良い、と思う傾向が強い、とか)となるような結果が出てくるので、試してみようという方は、ある程度覚悟して受けて下さい。
私も職場のテストで何度か心折れそう💥になりましたが、これが潜在的に刷り込まれた情報というものか!あるいは脳は簡単に騙される!!ということで、目ウロコぼろんぼろんになっています😅
日本でも職場環境で少しずつこういったテストを含む研修を行う企業も増えてきていることを伺っています。ハードルは高い💦かもしれませんが、職場だけでなく教育の場でもこのようなバイアスに向き合う機会が多くなることを願っています🌈
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