私は長いこと非日常的な生活でしたので、『日常生活』には多大なる憧れを抱いていましたww
[Photo by Geoffrey Arduini on Unsplash]
就業時間の決まっているフルタイムの仕事はあったのですが、何せ毎日が音楽活動中心でしたので、普通に9時〜5時で仕事していても、その前後がしっちゃかめっちゃか💥だったりしました。
練習&リハーサルでほぼ毎日SFのスタジオ通い+ほぼ毎日午前様帰宅、ライブの場合は深夜2、3時ということも少なくなく、半分ゾンビモード🧟で出勤していましたし、週末の1日は半日以上爆睡💤・・・というのが「普通」で、そこにやれレコーディングだドサ回りだ、と時々職場仕事を休んでガッツリスタジオ篭り、もしくはトラックをキャラバンのごとく連日長時間運転しての遠征に出かけたりもしていました。
考える事といえば、演奏のこと、楽曲や演出のこと、レコーディングだったらアレンジや構成、ドサ回りの時はロジスティックス、いかにスムーズに活動するか、いかに多くのお客様に聴いて頂けるか、いかに上手く演奏出来るか、それらの無限ループでした。
たまーに長期休暇等で自宅に居る日が2日以上になると、「あ〜〜練習行かなきゃ!!💦」と腕が鈍るのが心配で強迫観念に囚われるほどでした。
このようなしっちゃかめっちゃかパッツンパッツンの日々を過ごしていた時は、普通に仕事して直帰してマトモな時間にご飯食べて〜、という規則正しい生活✨が夢のように思えたものです。
遠征で知らない街や見たことのない景色、遠く離れた場所でも自分の演奏を聴いてくれる人達に出会う素晴らしさはかけがえのないもので、ミュージシャン達がツアーに憧れるのも非常〜に共感するのですが、そういった非日常な毎日が常態化してくると、今度はルーティンな生活というものに憧れてしまうのです😅
人間て本当に「隣の芝生は青く見える」なんだなぁ〜〜!!としみじみ思います。
バンドやツアー・ミュージシャン達に憧れていた頃は、「毎日がバス移動とかホテル生活って面白そ〜!知らない場所へ行くのってワクワクする💓」なーんて思っていましたが、実際にツアー体験をすると、私の場合は1週間程度で「もうオウチ帰りたい😖」になっていました。
知らない場所は面白い、といっても観光出来る訳ではなく、基本ライブハウスから次のライブハウスへの移動ですし、食事もファーストフードになることも多く、毎日違う(でも酒&煙臭いどこも似たような感じの💧)ライブハウスで楽器の搬入、組み立て、リハーサル、本番、解体、搬出を連日行い、ヘトヘトになった後にモーテルでバンド仲間達と同室雑魚寝(皆激疲れているので、全員爆睡💥)・・・いやー、よくやってたな自分、と今更思いますww私の場合は、こういうドサ回りを40代でも続けていましたので、いやはや、我ながらよくやってたなぁと(呆)😅
そんな生活を20年近く続けた後、音楽活動を激減させて今のお部屋に引っ越した時には「憧れの【普通】日常生活✨」を炸裂wwさせるがごとく、雑貨屋さんやI◯EAに通いまくったり、部屋の掃除をしまくったり模様替えをしばしば行ったり、ジャム作りをやってみたり、とパンデミックの最中もそれこそ普通の生活(規則正しい生活)を満喫しまくっていました。
とりあえず、数年で「普通っぽい」日常生活(おひとり様バージョンw)を私なりに過ごせるようになり、そうなると今度は「ちょっと暇かも?」・・・って気付いたらまた何やらパッツン系💥に副業やらクラスやらを入れたりしてワタワタし、学習能力のないアホゥです。
それでも今までの生活スタイルを通して自分なりに『日常生活』の大切さを理解し、自分に合うスタイルも何となく見えてきている、感じではあります。
日常、ルーティンと呼ぶものは、本当に直ぐ自分に馴染んでしまうので、つい他を求めたり非日常を体験したくなりがちですが、これが土台で本当に大切な部分だと経験から実感しています。自身の揺るぎない日常生活、があってこそ何か違うことや新しいことへのチャレンジが可能になる、すなわち心の余裕を持てるのではないかなぁと私は思っています。
まずは自身の日常生活をしっかり整えていくことが大切ですね🌈
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