先週末は3連休でしたが、なんだかんだとブログ書きませんでしたね(忘れてたし)😅
[Photo by E. Vitka on Unsplash]
ネットでも話題になっているので、ご存知の方もいらっしゃると思います。
米国でも例のなんちゃらアノンとかQとか界隈にドップリハマった人達のドキュメンタリーや、家族親戚の苦悩についての様々なエピソードを見聞きしていたので、「あああ~!コレな!!」と既視感あるあるでした。
私が親しくしていたスピリチュアル系知人の中にも、このエッセイ漫画に登場する母親と同じようにドーップリハマって別の世界線に行ってしまった方々が結構います。揃いも揃って「反ワクチン」「反マスク」「反PCR検査」からの「親露・親プー◯ン」「ト◯ンプ救世主」等のパワーワード💥が出てくる方達です。
私が米国在住で、その前大統領に忌み嫌われるアジア系として米国に存在している+実際に被害に遭った知り合い&友人を持っている、事を承知の上での上記主張を私の前でも堂々と行っていました。彼らにとってはそれが『正義で真実』なのだから、自分たちの属性が何であろうと関係ないのでしょうね・・・人種差別や人権についても非常に疎いようでしたし💧
彼らにとってはメジャーなニュースや報道は全て嘘で、どこの誰とも分からない、出所も怪しい動画やネット情報の方が正しい事を伝えている、ようです。
正しい情報とは体制側にとって抑圧され、隠蔽されるモノであるから、メジャーには決して上がってこない、場末の分かり難いところでしかそういった真に正しい情報は見ることが出来ない・・・それも思い込みの一つに過ぎないのですが、そこに軸足を置いてしまうと「世間の何もかも」が嘘になり、ユー◯ューブ動画こそが真実!みたいなトラップ(敢えてこう書きます)に引っかかってしまうのですね。
彼らはよく「真実に目覚めた!」と言いますが、真実って何やねん、と思いませんか?私は人の数だけ真実はあると思っています。信仰と同じで「自分がそれを真実と思ったら、真実になる」・・・これが私の思う真実です。
客観的事実、とか事象とは違うものです。それすら否定する人達もいますしね😅(天動説やら911CG説やら◯◯は生きている説など)
エッセイ漫画に登場する母親も主人公も本当に普通の人達で、母親がなぜ陰謀論にそこまでハマってしまったのかも客観的に見ていると非常に良く分かりますし、私の周りにいた同系の人達もまるで同じ思想&行動でしたので、人がハマっていく心理的パターンのようなものがあるのだと思います。
真実にせよ陰謀論にせよ、自分が一旦それを心底信じて「これこそが真実だ!」と思ってしまったら、もう他の話は聞けなくなります。自分の真実=正義=人間性、くらいまで浸透してしまうので、否定=人格否定くらいに感じてしまうでしょう。
エッセイの中で優しかった母親がありえないくらいの暴言を息子に浴びせかけるシーンがありますが、まさに自分の人格を否定された母親の脊髄反応💥なのだと思います。米国の陰謀論にハマった人達の反応も同じような感じでした。
これらの所謂「自己洗脳状態」を元に戻す、家族が期待するような状態へは、専門家の力がないと非常に難しいそうです。そりゃそうでしょう。自分は「真実」として心底信じ込んでしまっているのだから、それを否定するなんてあり得ない!誰しも自分の信念とか真実は否定されるようなものではない、と思うでしょうし、自身の人間性や生きる意味にも関わってくる根深いものですしね。
「◯ランプさんは本当に素晴らしい人で世界の子供達を救おうとしているのだ」←仮にこれが客観的に証明された事実だったとしても、私の中では自己崩壊💥するくらい「あり得ないっちゅーねん!!!!」路線を最後の最後まで保ち続けると思うのです・・・自分にとっての真実=信念レベルですね、これは。
陰謀論にハマっている人達にとっても感じ方は全く同じなのです。どちらが正しい、間違っている、のレベルではなく、「自分にとっての真実=信念=信仰」なので、他者が否定出来るようなものではないレベルなのです。宗教や嗜好を否定できないのと同じではないか、と私は思っています。
我が実家母親の姉妹で、そこまでドップリではないのですがちょっとソッチ系の人がいます。母曰く「付き合える部分だけで付き合うしかないよね😅」彼女達は仕事でも協力関係にあるので、絶縁とか断絶は出来ません。母も色々悩んだ時期もあったようですが、縁を切れる相手でも切りたい相手でもない、お互い大切な身内という共通認識はあるそうで、今も仲良くはしています。
お互い決してプライベートには踏み込まない、というのを徹底する(それでも時々愚痴は出ますがw)ことで、陰謀論云々とは関係のない所で意思の疎通は図れているようです。
私はこれしかないんじゃないかと思います。親しい人、自分が大切に思っている&相手も自分の事を大切に思ってくれている・・・そのような人(達)が、自分とは全く違う「真実」を信じ込んでいる場合、お互いの関係性を断ち切ることなく何とか関わっていきたいと『両者が』願うならば、やはりもうここは「関われる部分だけで関わる」しかないでしょう。
これは陰謀論だけに限らず、宗教や世界観、価値観全てにおいてもそう言えると思います。価値観が違っていてもこの人を大切にしたい(そして相手もそう思ってくれている)、と願うならば、相手の真実(自分にはとても受け入れられるものでなくても)はそれとしてとりあえず認めるしかない。認めることと自分が賛成することは違いますので、認めていてもその話はしない(自分は受け入れ難いですから)。相手にも自分の真実を押し付けるようなことは言わない、しない。
ここまでして価値観、人生観の全く合わない人と付き合いたいか?普通の人は大抵無理となって縁切りに至ります。やはり自分の感覚&価値観をシェア出来る相手でないと苦しいですものね。
それでも大切な人、大事に想う人が別の世界線に行ってしまったけれども縁切りはしたくないという場合は、「関われる所だけで関わる」路線でいくしかないと思います。
いかがでしょうか。自分の真実、は自分だけの真実として、私はとりあえずしまっておくことにしますwwww😁
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