パンデミックを通して、世界の至る所で治安の悪化が指摘されていますね💧
[Photo by Nick Fewings on Unsplash]
米国では、連日人種差別、ヘイト等による銃乱射事件が起こっていますし、銃だけでなく特定の人種がターゲットになったり、女性や子供、お年寄りが襲われたりなどのニュースが後を絶ちません💦
我が近所はこれまで殆どそういった『事件』には縁遠い感じでしたが、先日は近くのショッピングモールに銃を持った男が入り込み強盗💥というトホホなニュースがありまして、治安の悪化を肌で感じるようになっています。
パンデミックが始まった頃、米国の前大統領の影響(COVID-19はチャイナウイルスだと大きく宣伝した事)で、アジア系に対するヘイトクライムが様々な所で勃発しました。NYCでは友人の友人(日本人)が見知らぬ連中に殴られ負傷し、SFでも中国始めアジア系の方々が何人も被害に遭っています。
これまであからさまな人種差別の標的にはあまりならなかったので、「自分が憎まれる」立場になるとは全く考えもしなかった方々もいらっしゃったようで、知人の知っている日本人学生は米国留学を取りやめて帰国した、という話も伺っています。
私は1990年代の初頭にNYCに来て、その頃既に中国系や韓国系に対するバッシング、更に80年代の日本に対するバッシングも見てきており、渡米以前に黒人の歴史含む人種差別問題や第二次世界大戦における日本のポジション等、日本の学校では学ばない内容も多少は学んでいたので、自分は有色人種で差別される対象であり、場合によっては石とか飛んでくるかもしれない、と覚悟を決めて渡米しました。
当時は「大げさ過ぎる~😅」と周りに笑われていましたが、いやいやいや、あれから30年経った現状を鑑みるに、私が子供心にショックを受けて様々な覚悟を決めておいて本当に良かったと心から思っています。また、そのような覚悟が自分を守っていたかもな、と思うのです。
とりあえず石が飛んできそうな所には積極的に行かなかった💦のですが、学校内でさえ様々な差別を目の当たりにしましたし、ここで書きましたように近しい人達が非常に危うい状態になった所にも遭遇していますので、昨今の銃乱射などもいつ自分周りで起こってもおかしくないと気を引き締めてはいます。
治安の悪化は経済的な影響が大きいので、そこはもうこれから何とか立て直していくしかないですが、経済格差も差別問題も根が深い問題で、一朝一夕に解決するようなものではありません。そしてどこに居ても「自分は大丈夫」などと決して言えないものです。
今、表面化している問題は以前にも勿論ありましたし、同じような恐怖感、不安感は何度も何度も、絶え間なく経験しているものです。ない方が良いに決まっていますが、そうでない人達も同じようにこの世界には存在しているので、現状では自分の身は出来得る限り自分で守らねばなりません。
こうした苦しみを何とか乗り越えて、皆が様々な立場を思いやる事が出来る教育の機会を増やし、将来的に人の知性と理性が進化していくこと、そうなれば治安の問題も大幅に減少するだろうと思います。
自分を守りつつ、出来る事を模索して、人には思いやりを持って接するように心がけていきたい・・・昨今のニュースを見聞きするたびに思っています。
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